パラレルワールド

パラレルワールドという言葉がある。
SFの話によく出てくるものだ。
難しい物理の本でも、時々見かける。

お互いの存在には気づかない別々の世界が
隣り合って存在するという考え方だ。

私はこの言葉が好きだ。
この世の中はもともと、パラレルワールドのようなものだと思っている。
興味がなければ、情報は素通りして行く。
知らなければ、興味をもつこともない。
だから、自分の知らない世界が、まだまだたくさんあると思うのだ。
そしてそこでは、多くの人を巻き込んで、
何かおもしろいことが起こっているはずだ。

同じ職場の自分とは違う趣味のある人を想像して欲しい。
家族だってそうだ。
家や職場では同じ空間を共有しているけれど、
そこを出れば、全く別々の世界へ向かっていく。

新しいことを始めたとき、文字通り新しい世界がひらける。
すぐそこにあったのに今まで気づかなかったものを見て、
足を踏み入れたことのない場所に行き、
予想もしなかった体験をする。
いろんな人と出会う。
身近にこんな世界があったのか、と改めて発見し驚く。

明日から4月、新年度。
何かを始めて、新しい世界に行ってみよう。