世界中が相手だ

趣味の習い事で近場の教室に通っているが、その教室がオンラインレッスンを始めたのはゴールデンウィークが明けた後だった。
受講方法を説明する連絡も要領を得ず、担当者がよくわかっていない様子。

この時期初めてオンラインレッスンを経験する人が多かったはずだ。しかし対応力には差が出てしまうようで、連絡担当者もイメージがつかみきれていなかったのだろう。

一方、東京の教室では早いうちからオンラインレッスンを開催していて、私は自分がステイホームするようになってすぐ、レッスンを受け始めた。
いくつもの教室がレッスンをしてくれていたので、選択肢が多く、どれを受けようか迷うこともあった。
東京以外のレッスンもあった。日本でなくてもいい。海外のレッスンも、手軽に受けることができた。

結局、近場の教室のレッスンは受けなかった。

ネットで世界中が繋がっている今、十分なサービスの提供に不安があるのに、地元にこだわる必要も、義理立てる必要もない。

世界中にお客さんがいて、世界中に競争相手がいる。