スクールバスを導入しよう
登校中の児童が犠牲となる交通事故が起きてしまった。
痛ましいことだ。
常々思っていたことだが、
日本でもスクールバスを導入してはどうか。
これは交通安全の問題だけではなく、
子供の安全に責任をもつ大人を、常に明確にするという意味を持つ。
子供は、家からスクールバス乗り場までは親の、バス内では運転手の、
学校では教員の保護下に置かれる。
放課後は、親が働いているなら保育施設までバスで送り、
親はそこに迎えに行く。
常に子供のそばに大人がいて、責任をもつという状態。
それが社会が子供を守るということではないだろうか。
交通事故が起きた後、不審者の事件があった後、
集団登校やパトロールといった対策がとられるが、
それだけで終わってしまう。
結局、加害者個人の問題とされ、仕組みは何も変らない。
登下校中の子供の安全を守る大人は明確にならないまま、放っておかれる。
登下校中だけではない。
子供達の間に大人が一人だけの場合、その人は安全の責任者だ。
自分の子どもだろうとそうでなかろうと、危なければ叱らなければならない。
無免許運転の加害者を非難しているだけの人も、
子どもを叱らないで知らんぷりの人も、無責任という意味では変わらない。
私もなかなか他の子どもを叱ることはできないのだが、せめて、
早急なスクールバスの導入をここで主張したいと思う。