メタボ税導入のススメ

たばこ税増税の是非が議論になっているが、増税すればいいと思う。
増税に伴うたばこの値上げによって、喫煙者数の減少をねらうのが
直接の目的ではない。
不必要なものなのに、医療費などの国の支出を増やしているため、
その分を負担してもらうのが目的である。

たばこの健康リスクが高いことは、周知のこと。
生活習慣病などにかかる確率があがることを承知で吸うのだから、
病気になってもどうぞご勝手に。
個人レベルではそれで済むが、国レベルで考えるとそうはいかない。
たばこを吸うことで病気になれば、医療費がかかる。
例えば、男性の肺がんの70%は、喫煙が直接の原因だという。
たばこがなければ、男性の肺がん医療費の70%が削減できるわけだ。
その他の病気の分も含めて、多くの医療費を削減できるはずだ。
喫煙によって増加した国の医療費。
当然その分は、喫煙者に負担してもらおう。

お酒も同様だ。
過度の飲酒による病気での、医療費増加はもちろんのこと。
飲酒によるトラブルのなんと多いことか。
酔っていたという言い訳の暴力事件、痴漢行為に始まり、
飲酒運転による死亡事故のように、殺人にまで至るのだ。
警察のトラブル処理にかかる人件費、事故による医療費、裁判費など、
飲酒に起因する国の出費も、かなりのものではないだろうか。
酒税もあげて、その分も負担してもらうべし。


そして私は、メタボ税を提唱する。
本当はデブ税としたかったが、いくらなんでもやめておく。
すなわち、太りすぎの方々が払う税金だ。

太りすぎが原因によって、医療費が増加していることに
異論はないだろう。

また、エコでもない。
重量が大きい分、自動車なら燃費が悪くなり、
あらゆる交通手段で、二酸化炭素排出量が増える。
暑がりで冷房の設定温度を下げれば、電気もかかる。

食糧問題にもよくない。
必要以上に食べようとする分、飢餓状態の国に食糧がまわらないうえに、
自給率が低く輸入に頼る日本では、輸送費もその分かかっているのだ。

太っていることで、自分の心臓や膝だけでなく、
医療費、食料、燃料にも負荷をかけている。
その分の負担をお願いしよう。

実際には、なかなか課税基準が難しいので、
同時に国民全体に健康診断を義務付け、課税の判断とともに、
病気の予防にもつなげよう。

名案だと思うが、いかがでしょうか野田さん。