カネダセ日本

がんばれ日本という言葉、よく聞くけど、好きじゃない。
大変なときにがんばれという言葉を使うな、とよく言われるのとは違う。
なんとも他人事で、上っ面な言葉に聞こえるからだ。
外国から、日本のために祈るというようなことを言ってもらえると
うれしく思うのだが。

被災者を手助けしたいと思ったとき、できることは大きく分けて二つ。
労働を提供するか、資金を提供するかだ。

現地に出向き、様々な活動をしている方々には頭が下がる。
残念ながらそれができない場合は、物資を送り、募金をする。
これから長期に渡って、国が積極的に援助し、補償してあげて欲しいと思う。
ほとんどの人が同じ思いだろう。

ところが補償には当然、お金がいる。
国の収入は何か。税金だ。
膨大な被害に対し、増税しなければ、援助も補償もできない。
しかし増税には、多くの国民が納得しない。

矛盾してるが、募金はしても、増税はイヤなんだよね。
私も正直そう感じる。
だが、がんばれ日本と言うなら、日本人として税金払わないといけないかな、
と思うのだがどうだろう。
スポーツ観戦じゃないんだから、ただ「がんばれがんばれ」って言ってるだけでなく、
何か自分の身を削らないと、この震災は乗りきれないのではないだろうか。
増税反対している政治家には、増税せずに一体どうするの?と聞いてみたい。

しかし、公務員の給与削減は、どうなのだろう。
そんなに簡単にお給料を減らしていいものなのか。
民間企業もこれにならい、給料削減という方向に向かうと予測される。
お給料が減って、税金が増えるのは、さすがに勘弁。
せめて、どちらかだけにしてください。