リボンの女性性

中学の制服に、ジェンダーレスなものが採用されたという数年前のニュースを見つけた。ブレザータイプの制服で、男性でも女性でも、スカートとスラックス、リボンとネクタイを選べるという。

このニュース記事にはトランスジェンダーの方の体験にも触れており、制服のリボンをしなくていいことになってはずした時に楽になったとあった。

私はリボンが嫌いで、リボンがついているものは買わない。
ことさら意識して避けてきた訳ではない。何となく好きではないから買うのをやめたり、他のものを選んだりしているだけだ。だが、この記事を見て納得した。

リボンはとても女性的なアイテムだ。ネクタイが男性的であるように、それを着けることで性別を表してしまう。例えば宝塚の女性役がリボンをつけ、男性役がネクタイをするところをイメージしてもらいたい。どちらも性別を表す効果的なアイテムだ。

しかし、リボンが女性的であることは、レースなどに比べるとあまり認識されていないように思う。
デザインとして深く考えていないかのように、服や靴、下着にも靴下にも、リボンがついている。
そのとりあえずつけたものに、悩まされてしまうのだ。

それにしても、自分は女性であることに違和感はないが、女性的なアイテムは嫌いだ。こういう人は何と言うのだろう。
ジェンダーレスな世の中にするには、考えなくてはならない課題がまだまだある。

世界中が相手だ

趣味の習い事で近場の教室に通っているが、その教室がオンラインレッスンを始めたのはゴールデンウィークが明けた後だった。
受講方法を説明する連絡も要領を得ず、担当者がよくわかっていない様子。

この時期初めてオンラインレッスンを経験する人が多かったはずだ。しかし対応力には差が出てしまうようで、連絡担当者もイメージがつかみきれていなかったのだろう。

一方、東京の教室では早いうちからオンラインレッスンを開催していて、私は自分がステイホームするようになってすぐ、レッスンを受け始めた。
いくつもの教室がレッスンをしてくれていたので、選択肢が多く、どれを受けようか迷うこともあった。
東京以外のレッスンもあった。日本でなくてもいい。海外のレッスンも、手軽に受けることができた。

結局、近場の教室のレッスンは受けなかった。

ネットで世界中が繋がっている今、十分なサービスの提供に不安があるのに、地元にこだわる必要も、義理立てる必要もない。

世界中にお客さんがいて、世界中に競争相手がいる。

若い時にメイクしとこう!

最近はどうかしらないが、私の子供の頃は、高校生で化粧していれば、不良だとか頭悪そうとか言われ、若いんだから化粧しなくてもいいという助言だか説教だかわからない言葉も聞いた。

最近マスクで顔の下半分が隠れてるので、アイメイクだけでも濃いめにしようかと考えた。
そして目の回りがシワシワで、メイクがそのシワに埋もれ、なかなかラインも引けないことに気づいた。シミを隠してからでないとアイシャドーをのせられず、手間も増える。

若いすべすべの肌なら、もっと簡単に美しくメイクできたろうに。
若いうちに思いっきりメイク楽しんでおけって、何で誰も言ってくれなかったのかな。

快適なこともある

新型コロナウィルス感染拡大防止のための制限のある新しい生活スタイルは、不便なことも不自由も多い。

ただ私にとっては、快適なこともある。

パーソナルスペースという、その中に入られると不快を感じる自分の回り見えないエリアが、私は恐らく人よりも広い。
つまり人に近づかれるのが嫌い。

例えば列に並んでいる時、後ろの人との距離が近いと不快で、体が無意識にこわばってしまう。

それが今は、スーパーやコンビニの列にも間隔を開けて並ぶことになっている。
最近、列に並ぶ時の苦痛を感じずに済んでいるのは、ありがたいことだ。

マスク

一週間ほど前、近所のスーパーでマスクが買えた。新型コロナウィルスが問題になって以来、並ぶ時間も気力もない私には買うことができなかったマスク。オンラインで購入して結局届かなかったマスク。枚数は多くなかったが、得られた安心は大きかった。

同じ日に知人から、ツテのある販売業者からマスクが購入できるが欲しいか聞かれた。
翌日には、職場でマスクが値下がりするらしいという噂を聞いた。
その日の夜には、マスクが供給過剰状態になっており、近い内に安く購入できるようになるというニュース記事を見つけた。

この情報の駆け回る感じは何だ。そして自分の身近な状況との一致は何なんだ。リアルタイム感とでも言うような面白い感覚だった。

リア充です。

私はSTAY HOME期間中、かなり充実した生活を送っている。

趣味の分野のオンラインレッスンを毎日受けている。連続20日以上になった。オンラインレッスンは、まだ全体的に試行錯誤している期間だからなのか、無料あるいは割安なところが多く、助かっている。遠方で開催されていても、物理的距離に関係なくレッスンを受けられるのもありがたい。

ウォーキングもほぼ毎日行っている。30分程度近所を歩き回っているだけだが、色々と発見があって楽しいものだ。

パン屋さんやレストラン巡りもしている。今まで時間が合わずに行けなかったところを訪ね、テイクアウトして味わえるのが嬉しい。

職場や知人とのやりとりは基本、ストレスが溜まるね、運動不足だね、という流れなので、毎日充実してるんです!楽しいんです!とはなかなか言い出せない。

不安がない訳ではない。職場の経営状況はどうなのか、雇用し続けてもらえるのか、という不安は常につきまとう。しかしそれは多くの人が共有する不安だ。

生きていれば何とかなるさ。何とかしてみせるさ。だからこそ言うぞ。

今、結構充実して楽しい!

こまめに書きます。

大変な世になったものだ。

GWが開け、ようやく落ち着いてきた感があるが、この気持ちの緩みでまた感染者数が増えるのだろう。新型コロナウイルス感染の終息には2年はかかるという見方もある。長期戦を視野に入れ、状況に対応していく必要がある。

わかっている。頭ではわかっている。だが、正直言えば、つらい。一番は、リモートワークになったり休業になったりした家族が家にずっといるのがつらい。自分一人の時間が欲しい。

イライラしているから、ついつい余計なことを口にしてしまい、自己嫌悪でまた不機嫌になるという悪循環に陥っている。

夜眠れなくなってきたので、いよいよまずい。

だから、このブログに気持ちを書き込もうと思った。日々思ったことを、何でもいいから、こまめに書くことにする。