夏と言えば

忙しくしているうちに、いつの間にか月が代わり、しかももう半ばだ。
太平洋戦争の話題を頻繁に目にするようになり、8月になったことに気づいた。

戦後70年という節目の年であるにしろ、今もずっと話題になり続けていることは、価値あることだと思う。

語り継ぐという行為やその意志も、それほどまでの傷を受けたということも、70年の間に他の語り継がなくてはならない戦争がなかったということも、驚嘆すべきことだ。


しかし、好きじゃない。


戦争を語る時に、同じ戦争で日本が攻撃した相手側の被害体験は、聞かなくていいのか。
今現在、紛争下にある国にも、同じような苦しい思いをしている人がいることに、思いを馳せなくていいのか。


そんな疑問を毎年感じながら、気づけば夏が終わっていたりする。