オンとオン
オンとオフの切り替えが大事だと言うが、それができないのが主婦。
専業主婦でも、家事は切れ目がなく、やることがずっと続く。
仕事をもっているならば、職場では気を張り、
そして家に帰っても、家事をこなさなければならない。
子育て中なら、更に大変だ。
家事、仕事、子育て、起きている間はずっとスイッチオンのフル稼働だ。
その内、ぽろっと抜けてしまうことがある。
洗濯したのに干し忘れた。
回覧板回すのを忘れた。
どうしてこんな当たり前のことができないのかと、自己嫌悪に陥る。
当たり前に朝起きて、当たり前に時間通りに出勤するのが、
とてもすごいことのように思える。
家事をしていても、感謝の言葉より、文句を言われることが多い。
職場では、女性の出世は未だ男性よりも遅く、お給料も低い。
正当な評価をされないことが、更に負担感を増す。
どんなにヘトヘトでも、女性はいつもニコニコしていることを求められる。
女性でいることは、大変だ。
しかし、いつもオンなら、もっとオンにしてしまえ、と思う。
だから合間を見つけて、趣味に走る。
趣味の時間がオン。相対的に、仕事と家事はオフ。
趣味があって、本当に私は幸せだ。